長かったツールドフランスもようやく昨晩で終わり、で最後の二日間で凄まじいものを見せられました。
土曜日は個人タイム・トライアル。
総合3位の表彰台を死守したいラスムッセンは、しかし気持ちが空回りして、落車、メカトラ、ついには自転車ごとでんぐり返し・・・気を落とすなよラスムッセン、山岳賞ジャージは守ったじゃないか。
そしてウルリッヒ、何かが乗り移ったかのような檄走で一気にタイムを更新し、トップに。そして総合でも3位へ浮上!
が、やはり待ったをかけたのが、ランス・アームストロング。本当にこの男を形容する言葉は宇宙人と言う以外にあるのだろうか。
バスケにおけるマイケル・ジョーダン、サッカーにおけるペレやマラドーナ、F1におけるセナ・シューマッハ・・・
皆のファンには申し訳ないが、そういった神々と比べても、猶、ランスが史上最高のアスリートではないかと思えてしょうがない。僕がアンチであるにも関わらずだ。
一体どこの誰が3週間にわたって激闘の限りを尽くすツールドフランスを7年連続で制覇することが出来るのだろうか。毎日繰り広げられる熱戦をこなし、連戦でたまる疲労とも折り合いをつけ、長い3週間を乗り切らなければいけない。それを7年もの間だ。
そして日曜、パリ・シャンゼリゼにゴールする最終ステージは、スプリンターの祭典であり、またマイヨ・ベールを巡る熾烈な勝負が繰り広げられるステージである・・・・・
はずであったが
ビノクロフ!
まさか、ここでも魅せてくれようとは!
最後数キロでの2人の逃げを集団が吸収してから散発したアタックから出た決定打がマクギー、こういった場面では滅法強いこの男のアタックに何とか遅れて乗ったのがビノ。
カンチェラーラも着こうとしたけどつききれず、ついに二人で迎えるゴールでマクギーを交し渾身のゴール!こんな場面でステージをもぎ取るとは!?
TVを見ながら興奮しまくり、何度も叫んでしまいました。やったぜビノ!
明日からはこのお祭りも無い。自転車とランのトレーニングに精を出すぞ、と燃えたツール観戦でした。昨日はHUBで見てたら凄かったろうな。