福井利佐の近影を一生懸命捜しているのだけれど見つからない。
昨晩、グラム・パーソンズのソロアルバムから流れてくる歌声にトロ~ンとしつつ、日本メキシコ戦開始までの時間をつぶしていて出会ったのが、NHKトップランナーの再放送。ゲストが切り絵作家の福井理佐さんでした。
とにかく姿が美しい。これがまず反則だ。
スタイルは石川亜沙美級。高校までの部活のバスケで培われたものだそうで、司会の山本太郎より背が高い。ノースリーブ(というかタンクトップ)からすらりと伸びた白い腕を、もじもじしながらもて遊ぶ姿が微笑ましい。
そして尊顔は柴咲コウ系かつ加藤あい系かつ香椎由宇系というのだろうか。アート系の人特有のスッピン系メイクが、どうらんでギラギラしている本上まなみ(いえ、ファンですよ)との対比でより美しさが引き立っている。
そんな事は本来は問題ではなく、取り上げるべきはその作品。
中学時代にバスケ部として平行して週一回活動していた「切り絵クラブ」でその創作活動はスタートしたとのことですが、中学2年の作品「ざるの上のとうもろこし」が掛け値なしに素晴らしい。本人が表現したかったという”とうもろこしのひげ”が存在感ありありです。
その後、中学3年で切り絵クラブが廃部になり暫く切り絵とは無縁となるも、一浪して入った多摩美のグラフィック・デザインの授業で「そうだ!切り絵だ!」と思い立ってから再び切り絵に大はまり。
そしてついに出会った題材が人間の顔。家族や自分などのポートレートの連作で描くべき物、進むべき道に巡り合えたのでしょう。以下は下記に詳しい通りです。
phil co.,ltd(所属事務所)
ROCKET(詳しい情報)
番組恒例の質疑応答で好きな音楽を聞かれ、
「ヒップホップを聴きます」と答え、虚をつかれましたが、
「日本語だと詩にはまってしまうので外国のを。また激しいのではなく明るいのが好きです」「ア・トライブ・コールド・クエストとかアレステッド・デベロップメントとか」「リズムが大切なんです」
との言葉に納得しきりでした。
とにかく素晴らしい作家(それも同時代の現在進行形だ!)を知れたことに喜び、サッカー観戦は途中で寝込んでしまったのでした(焼酎呑み過ぎ)。
トップランナーはまだ再放送があるので、未見でかつ興味のある方は是非。
放送予定