これから不定期連載で行きます。アメリカが生んだ今現在最も偉大なハードボイルド作家”
ジョージ・P・ペレケーノス”を取り上げる第一弾です。
”時代を担うハードボイルド作家”というキャッチフレーズがついて久しいけど、その実力に相応しい評価を日本で受けているかと言うと疑問に思うところ大であります。
それをいうとデニス・ルヘインはどうか?ジェイムズ・クラムリーはどうだ?所詮ハードボイルド界だけの話だろう?という声も聞こえてきそうですが、それは聞こえなかったことにします。
そして実はその疑問に対する答えを僕は持っています。なら最初からいえって?
日本のハードボイルドファンはそんなに音楽を知らないんです。
うわ~あちこちからお叱りの声が聞こえてきそうだ。
でも言わせてもらいましょう。”そんなに”音楽を知らないんです。ハードボイルドといえばハードバップなジャズかAORなバラードが流れていればいい。そんな事で誤魔化されてはいけないんです。
多くのお叱りの声を受けそうなことを何故言い続けるかというと、ペレケーノス作品は本当にいきいきと音楽が登場するからです。
ということで、ここからが本題。ペレケーノス作品に出てくる音楽シーンを引用して興味を持ってもらい、さらにはペレケーノスのファンになってもらおう、ということでありました。まとまりませんが、これで第一回終了です。