プロの学び力
昨年読んだ本の中でもっとも啓蒙された本の内の1冊(最も下記の概念さえつかめれば買わなくてもよいかな?と、あとは紹介されているノウハウを使う使わないで判断)
土台にある哲学は、学生は勉強すること自体が存在理由であるがゆえに、逆説的に言えば学ぶこに理由はいらない。一方でビジネスパーソンにとっては働くこと(稼ぐこと)が本分であるために、一義的ではない。では何故学ぶのか。自分にバリューを出すため、そして高めるためだ。
学びには4つのステップがある
ステップ1[
概念の理解]-基本知識を「
知っている」
ステップ2[
具体の理解]-経験として「
やったことがある」
ステップ3[
体系の理解]-プロとして「
できる」
ステップ4[
本質の理解]-第三者に「
教えられる」
大体のひとの学習がステップ2で終わってしまっている。ここまでは基本的には
インプットのみ。バリューがでない。このレベルを学ぶ上で大事なことは
速さ。100点は取らなくてよいから早く卒業すべし。
実際にはバリューが出るのはステップ3から。ここからはインプットと
アウトプットが重ね合わせになる。またどこで卒業というラインはなくゴールは無限。従って大事なのは速さではなく
深さ・
広さとなる。
たとえば最近始めたTOEICの勉強は、あくまでコミュニケーション・ツールとしての英語のとっかかりに過ぎない。対テストのノウハウを高めることで900点台、あるいは満点近くを狙っていけるかもしれなけど、それには不毛な単語暗記など無駄な時間が必要。
それよりも対外的な評価を得れる点数に達したら、あとは
ロジカル・ライティングのメソッドを英語で学ぶとか、
今の契約書作成レベルの知識から財務レベルまで引き上げるとか、
大使館・政府観光局でのレセプションなどで今のお愛想会話レベルからトラベルジャーナル程度の内容の会話を英語でするようになる、など
膨らませなければ方面多数あり。
そんなことを寒い雪中の散歩(凛と魁は大喜びですが)の後に部屋の模様替えをしつつ、頭の中で整理しておりました。