本日放送の
僕らの音楽、椎名林檎でゲストがイチローだというので楽しみにしてました。
そして、自分が思い描いていたトーク内容が、面白い方向に裏切られ楽しめたのでした。
・彼女の曲「スーパースター」をイチローを思って創ったと視聴者に乙女のように告白する椎名林檎。
・何よりも「スーパースター」という言葉が嫌いだったが「
わたしのスーパースター」という歌詞にノックアウトされ一気にレッドゾーンまで行ったと告白するイチロー。
・終始、乙女のような椎名林檎。
・終始、饒舌でお兄さんのようなイチロー。
・バッターボックスに向かう時に流れる音楽を依頼するイチロー。
・ただし1曲は谷沢(栄吉)の曲であり2番目の曲を、というイチロー。
・新アルバム
平成風俗(初回限定盤)から3曲「カリソメ乙女」「錯乱」「ギャンブル」を歌う椎名林檎。
・その日本語歌詞、英語歌詞にノックアウトされる自分。
イチローはワールドベースボールの時もそうだったけど、ますます饒舌になっている。その姿は宣教師のようにも見える。彼の描くベースボールのビジョンが、彼のプレーに納まりきらなくて、もっと伝えたい、もっと広めたい、と心が躍っているようだ。
例えば、松井秀喜というプレーヤーは作り出すことが出来る、想像できると思う。例えば小さいころからエースで4番、高校で185cmあって背筋力が200kgあって日々たゆまぬ努力して・・・という先の到達点として松井秀喜という存在が想像できる。
でもイチローを想像することは出来ない。足が速くて守備が巧くてバッティングが上手な選手というのはイチロー以後好まれるようになり以前より増えているけど、彼らが成長してイチローまでたどり着く姿を想像できるかというと出来ない。
イチローはイチローだ。
椎名林檎も登場があまりにセンセーショナルで、どうしても未だにフィルターをかけて見てしまうけど、そのフィルターを外して見たとして、誰が椎名林檎になれるだろうか。
pop好きで空想癖のある子の到達点としてのaikoや、サブカル好きバリバリの子の到達点としての小島麻由美というのは想像できるけど、椎名林檎の生まれ方は想像が出来ない。
そんな二人のトークがああいう風になるなんて・・・・とっても楽しかったですよ、まじで。
来週は平井堅 vs 宮沢りえ。宮沢りえのファンだけに楽しみです。ちなみに漢字はちがいますが、「わ」→「き」に変換すると、うちの相方と同じ名前。関係ない話題ですいません・・・
僕らの音楽 #146 椎名林檎 vs イチロー